日本最大の企業集団・三菱グループ(戦前は三菱財閥)だが、三井、住友に比べると、その起源が日本人に明確に認識されているわけではない。創業から日本最大の財閥になる過程では、人に公言できないこともあったと推定される。2010
本文を読む浅川 修史の執筆一覧
3月20日はイラン暦の元日
著者: 浅川 修史イランは大陰暦のイスラム暦を公式暦にせず、太陽暦のイラン暦を使う 「明けましておめでとう」。 2012年3月20日、イランはイラン歴1391年の新年を迎えた。テヘラン時間西暦2012年3月20日午前8時44分27秒に
本文を読むインド、イランの決済不履行を理由にイランへの米輸出停止に動く。欧米による金融取引制裁が影響
著者: 浅川 修史イランを代表するごちそうといえば、チェロケバブである。サフランで黄色く色づけしたチェロ(お米=長粒米)を羊、鶏肉の焼肉(ケバブ)とともに食べる。とても美味である。日本人なら、これに冷たいビールがあれば最高と思うところだ
本文を読むエクソンモービル、日本の石油下流事業から事実上撤退へ
著者: 浅川 修史利益率の低さや製油所の設備制約が原因か 注目されるニュースが飛び込んだ。 世界最大の国際石油資本、エクソンモービルが日本での事業をさらに縮小する。1月29日の日経電子版の報道によると、石油精製・販売会社である東燃ゼネ
本文を読むイラン、EUの禁輸決定、米空母ホルムズ海峡通過 だが、柔軟な発言。米・イランとも「先に手を出さない」方針か
著者: 浅川 修史EUは1月23日、イラン産原油の輸入を禁止することを、外相会議で決定した。新規契約が禁止になる。既存契約も6月末で禁止となり、7月から全面禁輸となる。同時にイラン中央銀行の資産凍結で合意するというイランにとって厳しい内
本文を読むオバマ大統領がイラン最高指導者に警告 イランは進退窮まる。
著者: 浅川 修史オバマ大統領はイランの最高指導者、高位(アヤトラ=アッラーの徴という意味)のイスラム法学者、ハメネイ師に、秘密裏に警告のメッセージを伝えた。ニューヨーク・タイムズが報じた。 オバマ大統領のメッセージには2つの重要な意
本文を読む「重信房子がいた時代」(情況新書)が浮き彫りにした時代と風俗
著者: 浅川 修史イスラエルに出入国する際のセキュリティ・チェックは厳しいことで定評がある。イスラエルのセキュリティ・チェックの方法にはユダヤ人的な特色がある。同じ質問を時間をかけて何度でも繰り返し、相手の反応を探る。 筆者が最初にイ
本文を読むイラン政府「米国、イスラエルのイラン攻撃はありえない」という公式見解をやや修正か/「原油輸出制裁なら、ホルムズ海峡閉鎖で対抗」高官が発言
著者: 浅川 修史イラン政府「米国、イスラエルのイラン攻撃はありえない」という公式見解をやや修正か。イラン通貨も暴落 (12月30日11時26分) 「米国、イスラエルのイラン攻撃はありえない」。これが、イランの「公式見解」である。米国
本文を読むあまりに少ない日本のキリスト教人口 シンクレティズムの達人・日本人に福音は届くのか
著者: 浅川 修史1 日本のキリスト教徒は人口の1%以下。それでもクリスマスは盛況 日本のキリスト教徒は人口の1%とされる。信者の割合はプロテスタント6、カトリック4というイメージである。ロシア正教会、聖公会などは捨象する。 先進国で
本文を読むクリスマスを迎えて、キリスト教の出発点である原罪論について考える
著者: 浅川 修史クリスマスを迎えた。イエス・キリストが生まれた日とされる。 年に1度の世界的に重要な祝日である。タフな多神教徒が多い日本では「男女が出会う日」になっているが・・・・。それはそれで文化の受容形態だから良しとしよう。 ①
本文を読むオバマ大統領は今でもイスラム教徒なのか。イスラム法学的に考える
著者: 浅川 修史米国によるイラン攻撃が現実性を帯びている。史上最初のブラック・アフリカン系大統領であるバラク・フセイン・オバマ・ジュニア氏が、イラン攻撃に積極的な態度、と報道されている。今の情勢では、2012年の大統領選挙で、オバマ氏
本文を読むアングリカン・チャーチとは何か。組織はカトリック、教義はカルヴァン派 ハイブリッド教会の歴史的役割
著者: 浅川 修史ヘンリー8世からエリザベス1世時代の宗教改革で成立したイングランド国教会は、イングランド国王(女王)を首長とする教会である。イングランドが、世界に進出する過程で、各地にイングランド国教会を母体とする教会が生まれ、総体で
本文を読むアラブの民衆反乱と情報革命。鉄の治安機構を誇るシリアでさえ、政権維持が困難に
著者: 浅川 修史スターリン時代のボルシェヴィキ的弾圧がどんなものを知りたければ、シリアに行くとよい。人口の10%しかいない少数派のアラウィー派が、軍隊と治安機関を把握して、多数派のスンニ派を含んだ国民を監視する。その苛烈で徹底したノウ
本文を読む名機カラシニコフ突撃銃が引退へ。ロシア軍、在庫整理と兵器現代化が狙い
著者: 浅川 修史世界で最も使用されている軍用ライフルが、旧ソ連が開発したカラシニコフ突撃銃である。戦争ものアクションもの映画に登場する定番ライフルである。カラシニコフはAKとかAKMライフルとも呼称される。ところが、世界で最も使用され
本文を読むトルコ東部地震で隣国アルメニアの原発に被害。活断層の上にある「世界1危険な原発」
著者: 浅川 修史トルコ東部の地震で隣国アルメニアにあるメツァモール原発に被害が出た。トルコ原子力庁によると、「基準値以上の放射能が漏れた」という。トルコの新聞ザマン紙の報道を国営イラン・ラジオ(日本語版)が伝えた。 被害の詳細はまだ
本文を読む英米が注視するオリンパスの不透明なM&A手数料。財務データには優良企業イメージと乖離する数字。
著者: 浅川 修史内視鏡やカメラで知られるオリンパスが揺れている。ブリテン人社長の解任と不透明な手数料支払いが話題になっている。内情を知るブリテン人前社長の内部告発が勢いを増している。連合王国や合衆国の捜査機関がオリンパスについて関心を
本文を読むカダフィ氏、拘束後、殺害される。なぜシルトにいたのかなど残る疑問
著者: 浅川 修史(21日8時55分掲載) カダフィ氏の死亡が確認された。リビア国民評議会が10月20日(現地時間)発表した。生まれ故郷のシルトで銃撃戦の末、国民評議会側に殺害された。拘束されたとき、カダフィ氏は生存していたが、兵士によ
本文を読むクリントン国務長官、リビアを電撃訪問 リビアは再度「欧米の植民地」になるという意見も
著者: 浅川 修史クリントン国務長官は、10月18日、リビアの首都トリポリを電撃訪問した。国民評議会のジャヒール議長らと会談した。席上、クリントン国務長官は1100万ドルの新規援助を約束した。逃亡中のカダフィ大佐について、「米国はカダフ
本文を読む有名な銀行、証券会社とは付き合わない。東京郊外資産家 生き残りの知恵
著者: 浅川 修史あなたがもし資産家で、ゴールドマンサックスやスイスのプライベートバンクなどが近寄ってきたら、すぐに退散ねがうことだ。「スイスのプライベートバンクと取引できるほど、資産家として認められた」と感激したら、ハゲタカの餌食にな
本文を読む欧米の上層階層を再生産する装置=寄宿学校。金正日氏の子供や孫も通う
著者: 浅川 修史連合王国や合衆国でなぜエリート階層の再生産ができるのか。「売り家と唐様で書く三代目」ということわざのある日本人にとって大いなる謎である。 その理由の一つとして挙げられるのが、ボーディング・スクール(寄宿学校)による厳
本文を読むパレスチナ自治政府揺さぶりへ イスラエルがハマスに大幅譲歩 イランは苦渋の沈黙
著者: 浅川 修史パレスチナ自治政府の国際連合加盟申請をめぐり、パレスチナ自治政府内でのファタハ(主流派)対ハマスのさや当てが強まっている。 注 ハマスはガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織と紹介される。世俗主義、社会主義的傾向
本文を読む民衆デモがついに金融資本主義の総本山へ。格差社会への抗議が広がる①
著者: 浅川 修史NYのウォール・ストリートで「金融資本主義」の強欲さに対する民衆の抗議が続いている。参加している民衆は、それほど多くはないが、どこかアラブの春で繰り広げられた光景をほうふつさせる。クルマ社会の米国では民衆が大量に集まる
本文を読むマルクス主義をプロデュースしたフリードリヒ・エンゲルス
著者: 浅川 修史世俗に生きる人間の理想型 マルクス主義を単純化しすぎて(弁証法的唯物論など)後世に伝えたと、一部の識者から批判されているフリードリヒ・エンゲルス(1820年から1895年)。エンゲルスはマルクスのパトロンとして終生支え
本文を読むクルマが「敵」になった若い女性 「貧乏道」を究める男性 資本主義への根底的なレボルト?
著者: 浅川 修史クルマ、持ち家、ブランドもの、高級レストランなど高価な消費財に関して、若者の○○離れが指摘されている。国内の新車販売はバブル期に比べて激減した。今や日本の自動車メーカーは海外で稼いでいるのが実情である。クルマはたんなる
本文を読む兄弟で王位を継承するサウジアラビア 国王の高齢化が進み、体制維持に不安も
著者: 浅川 修史サウジアラビアの王位継承は、日本や欧州と異なり、父から子、孫という直系継承ではなく、兄弟間で継承する。皇太子時代から、名君の誉れ高いアブドラ国王(1922年あるいは1924年生まれ)は、第6代国王だが、初代イブン・サウ
本文を読むアブドラ国王、サウジ女性の運転に理解?
著者: 浅川 修史男性が妻たちの買い物という苦役から解放される日は来るのか。 サウジアラビア王国は内部ではスンニ派の一派であるワッハーブ派を国教としながら、対外関係では、その安全保障を米国に委ねる多面的な社会である。国内の石油開発や国家
本文を読む「イスラーム法とテクノロジー」研究会のお知らせ
著者: 浅川 修史京都大学拠点文科省公募研究による研究会開催のお知らせです。 「イスラーム法とテクノロジー」研究会のお知らせ 下記のようにイスラーム地域研究京都拠点(KIAS)文科省公募研究「イスラーム法とテクノロジー」の2011年度第2
本文を読む悲願の早稲田大学医学部構想。何度目かの迂回作戦。実現は困難か
著者: 浅川 修史早稲田大学が医学部創設に向けて、何度目かの挑戦を行う。慶応義塾大学と並ぶ私学の雄、早稲田大学だが、医学部を持たないことから、「総合大学」ではないというハンデを負っていた。医学部がないことから、慶応義塾大学と比べて、社会
本文を読むカダフィ政権高官や有力者が続々とニジェールの首都に到着。ニジェール政府は保護する姿勢。NATOも容認?
著者: 浅川 修史リビアはチュニジアやエジプトなどのアラブ諸国と比べると、中間層が薄い部族社会と言われている。カダフィ政権が崩壊したことで、カダフィ政権の軍人、政府関係者、カダフィ支持部族の有力者たちが、続々と隣国のニジェールに逃れてい
本文を読むカダフィ大佐はリビア南部に潜伏。トリポリで殉教せず、隣国ニジェールに亡命する途上。最終亡命地はブルキナファソ?反政府側、NATOと取引成立か
著者: 浅川 修史トリポリでの銃撃戦の末に殉教するか、あるいは反政府側に捕まって処刑されるか、と見られていたカダフィ大佐。その行方について世界中の関心が高い。中東・エネルギーフォーラム(幹事 畑中美樹紙)は南の隣国ニジェールを経由して、
本文を読む